交響詩篇エウレカセブン
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4クール分*1で50話あります。見るのにだいぶ時間がかかってしまいました。結局半年ぐらいかかってるような…。だいぶ長くかかりましたが非常におもしろい作品で見て良かったですね。
ネタバレ感想を書かせていただきますので、まだ見てない人は気をつけて!ほんとにクリティカルなネタバレが含まれますよ。
エウレカセブンにはいろんな側面があるのでまとめるのが難しいのですが、視点としては以下のようなものが考えられます。
- ボーイミーツガール
- 大人と子供
- 未知との遭遇
ボーイミーツガール
ボーイミーツガールとしては、わりとシンプルで古典的なような印象がありますが、エヴァと比較すると面白いところがあるかもしれません。
このエウレカセブンの世界っていうのは、ある意味人類補完計画後の世界なんですね。人の意識が取り込まれた集合体が作られたあとの世界です。
この世界で、レントンとエウレカのした選択とは、レントンはレントンのまま、エウレカはエウレカのまま一緒に生きるということでした。
お互いに理解しあえるように、全部が自己になってしまう世界と、他者とお互いに理解しあえないで、細かい諍いを繰り返しながらも、お互いを尊重しあう世界、自己と他者というテーマが浮かび上がります。
大人と子供
ゼロ年代の想像力の文脈では、大人が子供にどういう社会像を示せるのか、もしくは示せないのか、示せないならどうしたらいいのかが問題にされます。
そのあたりを考えてみると、大人たちホランド達が行ってきた血で血を洗う争いをレイトンたちは一応否定はしますが、レントンも別に無血を貫くわけではないですね。
そんなにはっきりとしたテーマとしては現れず、まぁ大人の価値観に疑問を持つことが、自分達でどういう世界を作りたいのか考えるきっかけになるとか、そういうことでしょう。
未知との遭遇
これもエヴァとの比較になりますが、エヴァでは使徒との接触は非常に乱暴な形で行われていますが、エウレカセブンでは、エウレカとレントンの出会いが早かったせいか、平和的な解決を模索しています。
エウレカでは、その未知のものをめぐる人間達の争いがメインになっていますね。このあたりおもしろいところです。
関連リンク
交響詩篇エウレカセブン - Wikipedia
交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい - Wikipedia
偶然ですが、ちょうど劇場版の公開と重なる時期にアニメ版を見終わりました。
*1:1クール=13週間