拝み屋横丁顛末記 1-3 宮本福助

絵も話も好きなんだけど、ひとつ気に入らないところがある。
かなり重要な大家さんの笑顔にどうもすこし違和感を感じてしまう。

腹に何か抱えていれば抱えているのに、
きれいにさっぱり笑うことで、そのギャップがさらに、
底意地の悪さというか、人をからかっているということとかを強調できる。

作者はそれを表現したいわけなんだけど、大家さんってそういう人物だろうか?

徳光さんのノリの軽さの表現のなんかもちょっと今いち違和感がある。

なんでなのかいまいち説明できないが、この話は拝み屋横丁とか設定がこっていて、
変った人が集まっているのに、表現はお約束っていうのがどうも違和感を感じる部分かもしれない。

わりとリアルな感情描写とお約束が混在しているとお約束が陳腐に見えてしまうのかもしれない。