イリヤの空、UFOの夏 秋山瑞人

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/089/p02.html
を見てちょっと読んでみることにした。
まぁとりあえず1巻だけ買って様子をみたところわりとおもしろそうだったので
4巻(完結)まで買ってみる。

紹介は…一応するか…。
1巻の裏より

「6月24日は全世界的にUFOの日」
新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」じゃ始まった。
当然のように夏休みは裏山での張り込みに消費され、
その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。
驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属球の球体を埋め込んだ
その少女は「伊里野可奈」と名乗った……。

絵はまぁかわいい感じ。

そんで感想なんだけど、
まぁ悪くない話だと思う。まとまってたし四巻はけっこうせつなくてちょっと心動いた。


でもなんでこんなにも僕の歯切れが悪いかっていうと一言で言えば
「よくある話」の集合だから。


この話は結局
最終兵器彼女をベースにビューティフルライフ(キムタクと常盤貴子ドラマ)を混ぜて、
男の子の好きな戦闘機とか軍隊とかを隠し味に、
妹ややきもち焼きの同級生などを加えてギャルゲーなノリにしたものに
最近ちょっと流行っている子どもを見守る大人の視点(CLANNADとか)を付け合せにした感じである。


混ぜても話としてはまとまってるんだけど…、でもどっか聞いたような話になってしまっているので全然新鮮味がなかった。まぁ同じようなネタで何度もなける人はチャレンジしてみるといいかもしれない。


なんかわりと文章とかすらすら読めるしおもしろいんだけど…。
もうすこし作者独自の色がでてくるといいかもしれない。