Quartett! littlewitch
- 出版社/メーカー: リトルウィッチ
- 発売日: 2004/04/23
- メディア: CD-ROM
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感動しちゃいました。CLANNAD以来、涙腺弱いようです。
このゲームにはまず絵から惹かれました。
僕は最近ギャルゲーの絵にすこし飽きています。
なんだかすべてがやりすぎな気がしませんか?
髪の色も服の色も原色っぽくて、ありえない大きさのリボンして、
なんで服の上から乳首が見えるんだろう?パンツが透けて線が見えるんだろう?
なんかこういう絵では真面目な話についていけないと思います。
まぁこのゲームも謎にパンチラは多いですが、落ちついた色合いにすごく好感が持てます。制服や下着ももわりあいクラシックな感じでかわいいし、ビジュアル的にはすごく好みです。
このゲームの特徴は絵がアニメーションしたり、状況説明がなく、まんがみたいな吹きだしの会話だけでストーリーが進んでいくシステムにあります。
これは、すごく楽しいですね。そのせいて作るのが困難になり、話が短くなってしまったのであればすこし残念ですが。
この話はストーリーが深くないという話をよく聞きますが、このシステムで表現をする以上、葛藤を描いたりするのはむかないと思います。
葛藤はテキストで静的に語られるのかむいていると思うからです。葛藤っていうのはああでもない、こうでもないとか言っているだけで行動しないので動的な表現を使うのには向かないと思います。
これは小説、漫画、ギャルゲーの得意分野を考えるとより説得力が増すと考えるので引き合いにだしてみますと、ギャルゲーやある種の小説では主人公の一人称によって葛藤を描いていると思います。漫画で葛藤を書こうとすると文字がおおくなってしまうと思います。「恋風」なんかも少し文字が多いと感じませんか?ゲームと小説の違いはインタラクティブか一方通行かってところにあると思いますが、今回はあまり関係ないのでそこには踏みこまないことにします。
Quartett!はどちらかというと漫画よりの表現なので深く考えたりすることを表現するのは難しいです。しかし、ハンスの選択などを考えるとけっして浅い話であるわけでばないと思います。ユニの悩みも非常に誰でももち、なかなか解決しずらい問題ですし、マリウスの気持ちもちょっと理解できます。まっすぐ生きるのは難しいですよね。
あとこのゲームエロくないという感想をよく聞きますが、卓越したカメラワークはなかなかエロイと思いますよ。普通のエロゲーでは顔から局部まで入ったシーン一つでかなり長い間我慢しなくてはならないですが、こういうシステムなら全体、顔だけ、局部だけとかいうズームなんかもテンポ良く展開でき、なかなかのせられたので、エロイって言ってもいいと思います。まぁあと絵がうまいってのもありますね。骨格とか光のあたるところとか良く考えられていて、アップに耐える画質になっているからこういうことができるのかもしれません。
今、のだめカンタービレでクラシックにはまっていることもあり、この音楽院という舞台も非常に楽しめました。Set Pieceでは伝わってこない”楽しさ”が咲き誇る季節では伝わってきたりするということもなかなか新鮮でした。音楽を自分の感じるとおりに感じて、それで人とも共感できるなんてすばらしいことです。
サウンドトラックみたいなおまけCDなんて今まで開けたことすらなかった僕ですが、ついに空けました。通学中にでも聞いて幸せな気分に浸りたいです。
音楽、大切なものだと思いますよ。この年になってようやくこんなことに気づきました。
最後に嫌なことを付け加えておくと、僕のパソコンはWindowsMeでplextorのcd-romドライブを使っているのですが初めてコピーガードの誤爆に会いました。ユーザー登録しないと話も聞いてもらえないみたいなので気をつけてください。