まだまだCLANNAD

どうもCLANNADに対してまだ言い足りないことがある。

GW中はCLANNADおもしろいという意見ばかりだったが、
最近「つまらない。」という意見も聞く。


その理由はkey作品全体に言えるでてくる少女の頭の悪さなどに
起因するものと今回の主題である家族愛に関するものと二通りある。


前者に関しては今回、少し軽減されているのではないかという気がするが、
結局僕が主要な人物としてとらえているヒロイン渚、ことみ、風子に関しては
key色をしている。
しかしkey色をしていない人物が主要な人物になってないのは
結局key色でない人の話をkeyが書いても結局あんまり面白くないってことなんじゃないかと思う。


後者に関しては、メッセージがあまりに保守的すぎる、古いなどの意見が見られる。しかし、おたくが大人になろうというメッセージを発したり受けたりすること自体は最も新しいと僕は思っている。内容自体は古くともそれを発したり受けたりする人間はこれまで、おとなになることから逃げ回ってきた人間じゃないか。
もし媒体がギャルゲーではなくNHKだったなら、このメッセージは単に古くて押し付けがましいものかもしれないが、ギャルゲーでkeyでやるところに深く共感を覚える。
大人になることから逃げてきた人間が大人になるためには周囲の助けとか叱咤とかが必要になる。その助けや叱咤は結局そのひとにとっては善意から来ているのであって、誰も君を傷つけたり陥れたり、単につらいことを強制したいのではない。

逃げ回る人生とは決別したい。決別しようと努力するべきだと思う。
CLANNADやったら久しぶりに日の光にあたってみるといいかもしれない。
もう夏になる。

なんて言ったところで、こんな言説が三年前くらいの僕に通じるとは思わないんだけど。それは僕のAirの感想でも明らか。http://d.hatena.ne.jp/accelerator/20040413
でもまぁ大人になるってことを早めに考えだしたほうがつらさは軽減すると思う。